【速報】アルパリが破綻

スイスフランショック

スイスフラン(CHF)ご乱心でアルパリが破綻した

スイスの中央銀行である国立銀行が相場介入を廃止(対ユーロの上限を撤廃)する発表を受けて、為替相場が大荒れしました。

スイスフラン日本円(CHFJPY)は、ご覧のとおりです。

CHF JPY チャート

出典:Investing.com

大荒れ相場で、個人トレーダーの中には甚大な損失を被った方も多かったようです。

そんな中、ブローカーへの影響も徐々に明らかになってきました。最初の速報はアルパリの破綻です。

スイスフラン相場急変でFX業者アルパリが破綻

2015/1/17 0:32

【ロンドン=黄田和宏】スイスフラン相場の急変を受け欧州を中心に金融機関への影響が広がってきた。打撃が最も大きいとみられるのが通貨取引を扱う外国為替証拠金(FX)取引業者で、欧州を主な地盤とするアルパリが破綻した。金融庁は16日、FX取引業者の日本法人アルパリジャパンに対し資産が流出しないよう国内保有命令を出した。日本法人の稼働口座数は2014年6月末時点で約3千ある。

ギリシャではスイスフランの急変を受け大手金融機関が資金繰りに行き詰まり、欧州中央銀行(ECB)に緊急融資を要請。スイスフラン建ての資産を多く保有する中欧や東欧の一部金融機関の経営を不安視する声も出ている。

引用:日本経済新聞 WEB刊

破綻したのはAlpari UK Limited(イギリスの会社)です。アルパリジャパンの親会社ですね。

破綻理由は、スイスフラン相場での顧客の損失を、アルパリがカバーしきれなかったためです。ブローカーがカバーしきれないほど、顧客の損失が巨額だったことを物語っています。

アルパリジャパンも全ポジションを強制決済

アルパリUKの破綻を受けて、子会社であるアルパリジャパンは顧客のポジションをすべて強制決済することを決定しました。

【重要なお知らせ】アルパリUKより

2015/01/16  20:17

お客様各位

平素よりアルパリジャパンをご愛顧頂き、誠にありがとうございます。
下記のとおり、本日1月16日付けで当社の親会社およびカバー先であるアルパリUKより以下のアナウンスがございましたことをお伝えいたします。

「スイス国立銀行が対ユーロでの上限を撤廃したことにより、スイスフラン関連の通貨ペアを中心に相場が大きく変動、また流動性の低下が生じました。
その影響により多くのお客様が有効証拠金を上回る損失を被りました。お客様が損失をカバーできない場合、当社に引き継がれます。 その結果、アルパリ(UK) Limitedは本日(2015年1月16日)をもって破綻致します。お客様の資産はFCAの規定に基づき引き続き当社の資産とは分別して管理されております。
(中略)
なお、本決定に基づき、誠に不本意ながらお客様がアルパリジャパンにて、現在お持ちのポジションを早急にすべて強制決済させて頂くこととなりましたことをご報告させていただきます。

また同時に新規ポジションをお持ちいただく事、入金、口座開設につきましても今後一切を中止とさせていただきますことをご了承頂きたく存じます。
日本におきましても、お客様からお預かりしている資産はすべて完全信託保全の対象となっております。
その他今後の対応については決まり次第、あらためてご報告させていただきます。

引用:http://www.alpari.jp/jp/cnews/show/id/5293/

なかなかすごいことになっています。

なぜ、FXブローカーが破綻するのか?

通貨の暴騰・暴落で、どうしてFXブローカーが破綻してしまうのでしょうか?

理由はシンプルです。

ポジションを持っていたトレーダーが損失を被った結果、規定の保証金維持率を下回ってしまうケースがあります。その場合、追加でお金を入金することを求められます。これが追証ですね。

今回のような歴史的にも稀に見るような相場の急変では、損失額も巨額になり、多くのトレーダーが保証金維持率を大きく割り込んでしまいます。当然、追証が発生するのですが、追証金額が巨大すぎて(損失額が巨大すぎて)、大半のトレーダーが入金することが困難になります。このとき、追証が事実上、機能しなくなります。

結果的にこの損失をブローカーが引き継ぐことになるのですが、その損失額がブローカーの支払い能力を上回るほど巨額である場合、資金繰りに行き詰まり、破綻します。

グローバル・ブローカーズNZ(ニュージーランド)も、スイスフランショックで巨額の損失を発生させて閉鎖を余儀なくされました。

アルパリ破綻は氷山の一角

資本力があるFXブローカーであっても、今回のケース(スイスフランショック)では、巨額の損失を余儀なくされています。例えば、

  • FXCM…261億円の損失(顧客の口座残高)
  • IGインデックス…50億円の損失

アルパリUKの破綻や、FXCM・IGインデックスの損害は、氷山の一角に過ぎません。

週明けには、さらに多くのブローカーで被害が明らかになるでしょう。

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