ゴルスパ1分バイナリーは24optionに最適化
ゴールデンスパイダー1分バイナリーオプションは、大ヒットしたゴールデンスパイダーFXのバイナリーオプション版ですね。
使用するBOは24optionの60セカンズ(60 Seconds)です。
ゴルスパ1分バイナリーの”24option”とは?
ゴルスパ1分バイナリーは、24optionの60セカンズに最適化された商材です。
最近やたらと24optionの紹介サイトを目にしませんか?試しに「24option」で検索してみて下さい。多くの紹介サイトがヒットします。これも口座開設アフィリエイトが存在するためです。一人のユーザーに口座開設させて資金を入金させることができれば、その入金額に応じてアフィリエイト報酬が支払われます。複数のアフィリエイトプログラムが用意されています。
- 初回入金型
- 継続収入型
- 初回登録型
CPA契約の場合、1件入金につき150~300ドルの報酬が支払われます。50件以上口座開設させるとアフィリエイト報酬1,000ドル(90円=9万円)というキャンペーンなども行っています。
24optionですが証券会社の名前ではありません。取引プラットホームの名称です。この24Optionという取引プラットホームを提供している会社は、Cbay Financial Services Limitedですね。キプロス共和国という小国に拠点を置く海外ブローカーです。当然、日本の金融庁に登録されていない海外の業者(無登録業者)です。
金融庁のホームページには以下のような警告が記載されています。
海外所在業者であったとしても、日本の居住者のために又は日本の居住者を相手方として金融商品取引を業として行う場合は、原則として、金融商品取引業の登録が必要です。
登録を受けずに金融商品取引業を行うことは、禁止されています。(違反者は罰則の対象となります。)
無登録の海外所在業者と取引を行う場合は、資金の持ち逃げや資金が返還されないなどのトラブルに容易に巻き込まれるおそれがあり、十分ご注意ください。
無登録業者から勧誘を受けた場合には、金融庁金融サービス利用者相談室や最寄りの財務局等に情報提供をお願いします。
海外の無登録業者を使うので、自己責任ですね。
60秒バイナリーはノイズ当てゲームにすぎない
ゴルスパ1分バイナリーが最適化されている商品は、24optionの1分バイナリー(60セカンズ)です。つまり60秒後のレートの方向性を当てるゲームです。
ここからは一般論の話です。私たちFXトレーダーにとって、60秒後のレートというのは単なる相場のノイズ(小波)にすぎません。そんなノイズを当てる投資商品が、60セカンズです。戦略も戦術もほとんど意味をなさないと思います。60秒ギャンブルです。ギャンブルに近い投資で勝ち続けることは、非常に困難だと私は思います。
少なくとも私は、60秒後のノイズ(ブレ)を、50%を超える確率で当て続けることはできません。もちろん賭けは2方向ですので、当たる場合もあります。連勝する場合もあるでしょう。
しかしノイズ当てゲームは、長期的には50%前後の勝率に収束してきます。そして期待値がマイナスである以上、継続すればするほど損をするゲームです。どうして、このことが理解されないのか、不思議です。
搾取されていることに気がつかない人々
60セカンズのようなギャンブルを投資と考えてのめり込む人々を見ると、思い出す言葉があります。それは、次のことばです。
- ”宝くじは貧乏人の税金である”(by支配者)
- ”宝くじは愚者に対する税金である”(by富裕者)
ご存じかどうか知りませんが宝くじのテラ銭(胴元の取り分)は、52~56%と非常に高いです。
300円の宝くじを購入すると、そのうちの50%以上(150円)が税金として国や自治体の懐に入ります。そして残りの約50%が当選金に充当されるわけです。宝くじを買えば、自動的に半額を国や地方自治体に納めていることになるわけです。10万円分の宝くじを買えば、5万円を納税していることになります。
出典:図録▽賭事・ギャンブルゲームの控除率(テラ銭の割合)
そして宝くじの当選率は、1等で1000万分の1です。前後賞を含めても1000万分の3しかありません。昨年(2012年)の年末ジャンボ宝くじの1等償金は4億円(前後賞あわせて6億円)でしたね。この1等償金4億円が当たる確率は1000万分の1です。
1000万分の1とは、どれくらいの確率なのでしょうか?他の事象と比較してみましょう。
- 自動車事故で死ぬ確率 1万分の1
- 一生涯で交通事故で死傷する確率 2分の1
- 飛行機で事故に遭う確率 50万分の1
- 雷に撃たれる確率 1000万分の1
なんと、年末ジャンボ宝くじ1等賞の当選確率は、雷に撃たれる確率と同じです。飛行機事故や自動車事故に遭遇する確率はもっとに高いですね。自動車事故で死ぬ確率は、宝くじ1等賞に当たる確率よりも1000倍も高いのです。
そんなわけで、大半の宝くじ購入者は税金を納めて終了、ということになります。それを揶揄して、”宝くじは貧乏人の税金である””宝くじは愚者に対する税金である”などと言うわけです。
宝くじの購入は、健全なレジャーとして楽しむぶんには良いと思います。”夢を買っている”というお遊びです。(さすがに、宝くじを投資と考えている人はほとんどいないですよね)
バイナリーオプションは”貧乏人のゲーム”
60秒バイナリーも、ギャンブル(レジャー)として遊ぶのであれば非常にスリリングだし、楽しいと思います。
しかし、なぜか投資として取り組んでいる人が多いのです。また商材販売者も投資補助ツールというスタンスで商材を販売しています。さらに、証券会社も金融商品として提供しているわけです。
これって、完全に洗脳されていますよ。どう考えても、勝ち続けることが難しい60秒バイナリーを、投資商品として提供されているわけです。バカにされているというか、コケにされているというか、いいカモとして扱われているわけですね。
60秒バイナリーに取り組む人も、「自分だけは勝てるはずだ!」などと根拠のない自信を持っているのでしょう。
何度も述べますが、60秒バイナリーに代表される超短期投資(ノイズ当て)は、投資ではありません。単なるギャンブルです。60秒バイナリーで勝ち続けられる人は、一部の特別な資質を持っている人だけです。あなたには、特別な資質があるのですか?あなたは、特別な人間なのですか?
批判を恐れず、あえてこう述べたいと思います。
- バイナリーオプションは”貧乏人の投資”である
- バイナリーオプションは”情報弱者からお金をむしり取る投資”である
税金にも注意
それから利益が出た場合、税金にも注意が必要です。 平成24年1月1日より施行された税制改正(FXの申告分離課税へ変更=一律20%)も適用されません。これまでと同様、非分離課税の雑所得扱いとなります。海外ブローカーを使っているので当然ですね。
年間を通じて利益が出れば、の話ですけど。