Dealing FXは現代版「酒田五法」か
Dealing FXは、裁量系の商材です。プライスアクショントレードマニュアルとあるように、レート(値)のアクション(動き)やチャートパターンを読み取って、その先の方向性を予測するトレードとなります。イメージとしては、酒田五法が近いですね。(中身は違いますが)。
酒田五法もDealingFXも、チャートパターンや、ローソク足同士の組み合わせなどをベースに、相場の背景を読み取ろうとする点で、非常に似ています。
過去の名作「キャンドルFX」に通じるものを感じる
過去にも、似たような商材がありましたね。有名なものでは、キャンドルFX(現在は販売停止)があります。キャンドルFXは、テクニカル指標を一切使わず、ローソク足が織りなす様々なチャートパターンのみで、トレードを行うためのマニュアルでした。
私のトレード手法は、どちらかと言えばテクニカルと裁量のミックスですが、この商材(キャンドルFX)で学んだことが、今でも非常に役立ちます。キャンドルFXで学んだチャートパターン(ローソク足の形状など)が、頭の片隅に残っているので、トレード中に特定のパターンが出現すると、集中力が一気に増します。
滅多に出現しないので、そのパターンは、私の中では「鉄板」です。自分の描いたシナリオを裏付けるようなチャートパターンが出現すれば、精度が高いと判断してトレードに臨みます。
プライスアクションとは相場に渦巻くトレーダーの心理(思惑)の反映だ
一般的なインディケーターを使用したテクニカル手法は、過去のレート(値)から算出した数値を、チャート上にグラフ化して描くものが大半です。従いまして、ある意味、後追い的な要素があります。
つまり、レートが変動するからこそ、それを後追いするようにインディケーターも動く、ということです。移動平均線が下向きだから、今後も下降トレンドが続くかも・・・というよりは、これまでのレートが下降しているからこそ、移動平均線が下を向いている、ということですね。
一方、プライスアクションは、チャートパターン(ローソク足のパターン)から、その背景に存在するマーケット参加者の心の動き(思惑)を読み取る手法です。そこには、ファンダメンタルに影響されるトレーダーの心理も大きく反映されます。
海外のFXフォーラムでも人気のあるプライスアクショントレード
実は、海外トレーダーの間でも、プライスアクショントレードは、人気があります。たとえば、Higher low, lower high systemなどは、海外フォーラムの中でも、人気のある手法の一つです。
フォーラム内では、元スレッドから派生した様々なパターンが、別スレッドで議論されています。元スレッドは、以下のリンクからご覧頂けます。
非常にシンプルですが、このパターンが出現すると、その後のレートの動きを比較的予測しやすいです。みなさんも、何度も見たことのあるパターンだと思います。フォーラムから画像を拝借してみます。
1.トレンドラインを逆方向にブレイク
2.新高値更新に失敗
×.反転への期待
3.直近最安値(更新により反転の確認)
これって、単なるダブルトップ、ダブルボトムですよね。毛抜き天井、毛抜き底の変則パターン(類似パターン)です。こうして解説してみれば、よくあるパターンであり、誰もが見たことのあるチャート形状だと思います。
このチャート背景には、マーケット参加者の心理が反映されていますね。たとえば、最初のパターンで説明してみると・・・
1.上昇トレンドをレートが割り込んで、上値が思い印象だな~。
2.再度上昇を目指すが直近高値を更新できない、やっぱり上値が重いようだ。もしかしたら、反転するかも。
3.やはり、直近で付けた安値をブレイクしたぞ、反転だな。
大衆の思惑がその方向に向かえばレートも追随するという、典型的なパターンです。
もちろん、すべてこのようにパターン化して動くということではありませんが、江戸時代の穀物相場から有用性の確認されているプライスアクションです。
代表的なチャートパターン(プライスアクション)をご紹介しましたが、こういったものに興味がある方であれば、Dealing FXはオススメできます。
Dealing FXで学べることは?
Dealing FXプライスアクショントレードマニュアルで学べることは、主に以下の手法(トレードパターン)です。
- トレンド初動を狙ったトレード
- 押し目買い・戻り売り
- 逆張りトレード
- 窓埋めトレード
王道的な手法を、プライスアクション(チャートパターン)で仕掛けるというものです。特に目新しさはありませんが、裁量手法に磨きをかけるのであれば、知っていて損はありません。
興味のある方は、まずDealing FX作者のブログをご覧になってはいかがでしょうか。
作者のブログを読めば、ある程度どんなマニュアルであるか、わかります。ブログを読んで作者に共感できる方、興味がわいた方であれば、マニュアルを購入しても良いかもしれませんね。
インディケーターとは、また違った奥深さがあって、好きな人にはたまらないでしょう。
知っていて損はない王道的手法
もう一度Dealing FX の中身をご覧ください。
- トレンド初動を狙ったトレード
- 押し目買い・戻り売り
- 逆張りトレード
- 窓埋めトレード
どれも基本的な手法ばかりです。しっかりと学べば、チャートパターンを読み取るための武器になると思います。
私は、比較的好きな手法の一つです。