GMOクリック証券が、バイナリーオプションの成績を公表しました

GMOクリック証券の外為オプション実績が公表された

FXトレード・ファイナンシャルに続いてGMOクリック証券も、バイナリーオプションの月別実績を公表しましたね。

GMOクリック証券外為オプション実績
出典:GMOクリック証券外為オプション取引の月次取引実績

注目すべきは「取引口座に対する損失発生口座の割合」です。毎月、平均して70%弱の投資家がバイナリーオプションで負けを喫していることになりますね。

いかがですか?私は、思いの外負けている投資家の割合が少ないな、と感じました。3割を超える投資家が、月別でプラスだったということです。

FXTRADEと比較して10ポイント以上の好成績

GMOクリック証券のデータは、FXトレード・ファイナンシャルが公表したデータと比較しても、優れていることがわかります。

平成24年12月の当社BO取引【HIGH・LOW】及び【HIGH・LOW MAJOR】に関する顧客全体の損益実績の状況

取引を行なった口座数に対する損失が発生した口座数の割合 = 78.4%

FXトレード・フィナンシャル 個人向けバイナリーオプション取引 [ 顧客全体のマクロ的な損益実績の状況 ]より引用

ご覧の通り、FXトレード・ファイナンシャルでは約78%の口座において損失が発生しています(2012年12月のみのデータ)。

一方、GMOクリック証券では、同月(2012年12月)を比較すると67.46%の口座で損失が発生しています。

損失口座数割合において、約10ポイント以上もの開きがあります。

この公表データをどう見るか

GMOクリック証券のバイナリーオプションは、間違いなく日本一の顧客数を有しているはずです。最大の顧客を有するGMOクリック証券において、約3割の顧客が月別で勝っているというのは、ちょとした驚きです。

ただし、このデータはかなりバイアスがかかっているので、注意が必要です。

このデータは、単純に毎月全体の3割程度の口座がプラスだったというデータに過ぎません。

2012年1月はマイナス、2月はプラス、3月はマイナスだった場合、トータルで見ればマイナスであったりします。

もちろん逆もあります。

では、10人で考えてみましょう。

GMOクリック証券年間損益発生口座割合

上記の表は、かなり適当かつ恣意的に作っています。

10人の口座が存在しその内1人は常勝トレーダーとした場合、残り9人は、トータル(12ヶ月)で負け越していることを表した表です。

※かなり恣意的ですね。実際には退場者や新規参入者も存在するので、このようにはなりません。

10人中、年間で勝ち越したものは10人中、たった1人です。

それでも、月別の「取引口座に対する損失発生口座の割合」は70%です。

ご覧のとおり「毎月、全体の30%の口座がプラスだった」ということは、「全体の顧客の30%が年間トータルで勝ち越している」ということとは全く違うということです。

年間で勝ち越した口座数の割合を公表すべき

重要なのは、12ヶ月(1年間)を通じて、トータルで(金額ベースで)勝ち越した口座数の割合がどれくらい存在したのか?ということです。

結局のところ、月別の「取引口座に対する損失発生口座の割合」を公表しても、ほとんど(というか全く)意味がないということになります。

さらに言えば、ある口座(顧客)の月別勝敗が、1年間で7勝5敗(2勝ち越し)であっても、5敗した月のトータル損失額が、7勝した月のトータル利益額を上回っていれば、年間を通じて損益はマイナスということになります。

つまるところ、こんなデータを公表したところで何の参考にもならないということです。

公表すべきデータは、12ヶ月(1年間)を通じてトータルで(金額ベースで)勝ち越した口座数の割合です。10万口座のうち1年を通じてプラスだった口座はいくつあったのか(何パーセント)?というデータです。

各証券会社はこれらの数字(データ)を持っています。おそらくこの数字は30%を大きく下回るのではないでしょうか?1%すらないかもしれません。

そして、各証券会社は、絶対にこのデータは公表しないでしょう。公表すれば、バイナリーオプションをトレードする人がいなくなります。

月別の取引口座に対する損失発生口座の割合が7割弱であるというデータを見て、「じゃあ、3割のトレーダーは勝ってるんだ!」と思うのは思考停止状態です。

公表されているデータは、かなりバイアスがかかっています。鵜呑みにして思考停止に陥らないようにしましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

 よく読まれている記事

hp_52754
バイナリーオプション風林火山 【検証とレビュー】

風林火山は、裁量系マニュアル 風林火山はバイナリーオプションのシグナルツールです。 システムですが、トレードするかどうかを判断するのは購入者なので、どちらかと言えば裁量系のマニュアルですね。 プログラムで導き出された結果 […]

クエストキャピタルマネージメントによる投資詐欺事件
【113億円】クエストキャピタルマネージメントによる投資詐欺事件【芸能人の名前も】

被害総額113億円「クエストキャピタルマネージメント」による巨額投資詐欺事件 先物投資詐欺の疑いで会社役員ら逮捕 113億円集金 2016/8/25 12:40 日経225先物で運用するとうたい無登録で投資家から集めた現 […]

横領事件 伊藤忠商事
会社員による横領&FX投資は、なぜ起き続けるのか?

伊藤忠元社員による7億円着服事件 また事件ですね。 伊藤忠の元社員が会社のお金を横領し、FX投資につぎ込んだニュースです。事件そのものは4月に発覚していますが、今回のニュースは、その元社員の逮捕です。 その額、7億円とも […]

gmma
本日21時20分より、お勧めFXセミナー(無料)があります

GMMA第一人者、陳満咲杜氏によるUストリームセミナー 本日(10月1日)21時20分頃から、陳満咲杜さんのUストリームライブがあります。 陳満咲杜さんは、ご存じのようにGMMAの日本での第一人者ともいえる方です。 その […]

バイナリーオプションの危険性
バイナリーオプションの危険性

関連記事: >>バイナリーオプションで勝てない本当の理由とは? >>バイナリーオプションは本当にフェアか? >>バイナリーオプションの本質は、たんなる博打(バクチ) >>投 […]

”扶桑社(三村雄太氏)VS渋谷高雄氏”裁判に判決が出ました
”扶桑社(三村雄太氏)VS渋谷高雄氏”裁判に判決が出ました

過去記事はこちら: >>週刊SPA!と、疑惑のトレーダー”三村雄太” 業界が注目していた裁判の判決が出ました 少し古い情報で恐縮ですが、扶桑社(三村雄太氏)VS渋谷高雄氏の裁判において判決が出ていたようです。 […]

016
バイナリーオプションの本質は、たんなる博打(バクチ)

バイナリオプションは博打(バクチ)と同じ 最近、バイナリオプションの情報商材が増えてきてます。 バイナリオプションは、証券会社が個人投資家からお金を合法的に巻き上げるために作った金融商品(賭博場)だと私は考えています。 […]

002
週刊SPA!と、疑惑のトレーダー”三村雄太”

2013年12月6日 裁判の判決が出ました。 >>”扶桑社(三村雄太氏)VS渋谷高雄氏”裁判に判決が出ました 週刊SPA!の投資記事で裁判勃発 本日は、気になる情報をご紹介します。 FXではなく、株式投資に関 […]

バイナリーオプション自動売買ツール
バイナリーオプションの自動売買ツール 【検証とレビュー】

GMOクリック証券対応のバイナリーオプション自動売買ツール 読者様からの情報です。GMOクリック証券対応のバイナリーオプション自動売買ツールです。 商材名は不明です。 >>販売ページを見てみる インフォトップ […]

投資DVD業者に業務停止命令
投資DVD業者に”業務停止命令”

関連記事: >>【要注意!】大学生に広がる投資DVD問題とは? ようやく業務停止命令が… 大学生をターゲットに投資DVDを販売していた業者に、とうとう業務停止命令措置が取られました。 出典:東京都報道発表資料 […]

貯金3億円男★大先生
【崖っぷち】貯金3億円男★大先生、83円まで戻せば2億円!【NZDJPY】

【崖っぷち】貯金3億円男★大先生 前回の記事で、貯金3億円男★大先生を取り上げました。 貯金3億円男★大先生という稀代の賭博師が人々を魅了する理由(ワケ) 現時点で、彼の最新Twitterはこちらです。 NZD円L280 […]

600万円の含み損を抱えつつhawaii023劇場はまだまだ終わらない模様
600万円の含み損を抱えつつ「hawaii023劇場」はまだまだ終わらない模様

1億4000万円を失ってもなお果敢に攻めるhawaii023 前回の記事で、わずか30分間で1億4300万円を失いファイナンススタジアムに伝説を作るったhawaii023氏を取り上げた。 わずか30分間で1億4300万円 […]