『ネオ・スキャルピングFX』はボリバンタッチで押し目・戻りを拾う”順張り”か
先日レビューした『ネオ・スキャルピングFX(ネオスキャFX)』のロジック解説の中で、以下のようにお伝えしました。
どちらかといえば、Oval Prime FX(=コウスケ氏)が過去に販売した『JBB2018』という商材をベースにして、倉本知明氏がアレンジを加えた手法という印象です。
『JBB2018』は、その名の通りボリンジャーバンドのMTFをベースにしたシグナル系インジケーターです。
長期(1時間足)ボリンジャーバンドのブレイク方向に対して、短期(1分足or5分足)ボリンジャーバンドがスクイーズ状態になったタイミング(逆方向のボリバンタッチ)で、移動平均線から近いポイントでサインが点灯します。
長期と短期のボリバンで押し目や戻りを拾って順張り方向に仕掛けるトレンドフォローですね。
利確は短期ボリバンの逆方向抜け(タッチ)で、損切りはSMA100抜け(タッチ)です。
『JBB2018』をベースに細かなアレンジを加えて『ネオ・スキャルピングFX』のロジックを完成させたのかもしれません(推測ですが)。
販売元:グローバル・ロイズ株式会社
開発者:倉本知明(くらもとちめい)
発売日:2019/0731
公式サイト:https://neo-scal.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/index_re731.html
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『ネオ・スキャルピングFX』ロジックのベースと推測される『JBB2018』を詳しく検証
Oval Prime FX(=コウスケ氏)が過去に販売した『JBB2018』こそが、『ネオ・スキャルピングFX(ネオスキャFX)』のロジックのベースではないかと推測しました。
『JBB2018』は長短2つのボリバンを活用した順張りロジックです。
- 期間20の短期ボリンジャーバンド(bbsqueeze20)
- 期間50の長期ボリンジャーバンド(bbsqueeze50)
長期ボリバンの方向に同調する方向へ、短期ボリバンによる押し目・戻りを確認し、なおかつMAと乖離が小さいタイミングでシグナルを点灯させるインジケーターです。
チャートで表すと以下の通り(あくまでも推測です)。

JBB2018のロジック(アウトライン)
ボリンジャーバンドの開発者である「ジョン・A・ボリンジャー氏」がいみじくも「バンドの上限で売り、下限で買い、これは間違いです。」と否定していることから、『JBB2018』の順張りロジックは極めて理にかなっていることがわかりますね。
さて、『ネオ・スキャルピングFX』のロジックに話を戻しますが、前回のレビュー記事内でボリンジャーバンドがロジックのベースにあるのではないかと推測しましたが、かなり近いものがあると感じています。
販売ページにロジック解説が皆無であるため、あくまでも推測の域を出ていませんが、短期(20)と長期(50)のボリンジャーバンドを重ねてみると、押し目や戻りのタイミングが『ネオ・スキャルピングFX』のシグナル出現と似ています。
『ネオ・スキャルピングFX』には2種類のシグナルが存在します。
- メインシグナル
- 追撃シグナル
当初、メインシグナルはラインブレイクではないかと推測しましたが、もしかするとメインシグナルそのものも、長期ボリバンの順張り(バンド上限で買い、バンド下限で売り)である可能性がありまうs.
チャートで表すと…

ネオ・スキャルピングFX|シグナルの根拠
長期(50)ボリバンへのタッチ、上のチャート図では下限へのタッチで、売りシグナルを発動しているのではないか…と考えました。
さらに「追撃シグナル」発動のタイミングは以下のチャート図の通り。

ネオ・スキャルピングFX|追撃シグナルの根拠
追撃シグナルは、短期(20)ボリバンへのタッチ…上のチャート図では上限へのタッチで、トレンド中の「戻り」を拾って発動しているように見えます。
メインシグナルと追撃シグナルを重ね合わせると…

ネオ・スキャルピングFX|シグナルロジックを推測
上昇トレンドもチェックしてみましょう。

ネオ・スキャルピングFX|シグナルロジックを推測
なかなか良いタイミングでシグナルが出現していますね。
販売元:グローバル・ロイズ株式会社
開発者:倉本知明(くらもとちめい)
発売日:2019/0731
公式サイト:https://neo-scal.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/index_re731.html
長短ボリバンロジックはとても興味深い…
もちろん「推測」ですから、まるっきり間違っていることもあります。
仮に間違っていても、この長短ボリバンによるロジックはとても興味深いですね。現時点ではざっくりとした検証なので粗々ですが、時間をかけて精査しブラッシュアップすれば、優位性を高められるような気がしますね。
追撃シグナルをMAからの乖離幅によってフィルタリングするアイデア(『JBB2018』)も、極めてロジカルです。MAからの仮幅が大きすぎれば、そこでトレンド転換が置きてしまう可能性があるからです。MAとの乖離幅が小さいところで押し目・戻りを拾うことでトレンド継続を確認し、順張り方向へ再度仕掛けることができます。
『ネオ・スキャルピングFX(ネオスキャFX)』のロジックが、本当に2つの長短ボリバンであるかどうかは、不明です。あくまでも外野による推測の域を出ていません。
こうして、ロジック非公開のFX商材を自分なりに分析してみるのも、楽しいですね。
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販売元:グローバル・ロイズ株式会社
開発者:倉本知明(くらもとちめい)
発売日:2019/0731
公式サイト:https://neo-scal.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/index_re731.html