
「億超えスキャルピング」の開発者はあの”為替鬼”氏
「億超えスキャルピング」をレビューします。開発者は「為替鬼」のニックネームで知られる津田英明さんです。
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タイトル:億超えスキャルピング 販売:株式会社SEOオンライン メディア:PDFテキスト・インジケーター 発売日:2017年9月14日 億超えスキャルピング【公式サイト】 |
「為替鬼」氏の経歴(うわさ)については、以下の記事で詳しく書きました。
ざっくりまとめると…
- トレーダーズマーケット(シグナル配信サービス)を成績不振で脱退
- ブログ掲載の実績がデモトレードではと不審を持たれブログを閉鎖
- 為替鬼ファンドを開始するが3週間で30~40%の損失
これらは2011年〜2012年ごろにかけてのウワサであり、当時は2ちゃんねるを始めとして様々なメディアで為替鬼氏の話題が取り上げられていました。あくまでウワサにすぎないので、どこまでが本当なのか、その真偽を確かめることは今になっては困難です。
当時、為替鬼に関するウワサを扱った雑誌のキャプチャ画像を貼っておきますので、気になる方は読んでみてご自身で確かめてみてください。
- https://megalodon.jp/2010-0910-0701-56/convini.ddo.jp/imguploader/src/up3927.jpg
- https://megalodon.jp/2010-0910-0914-07/convini.ddo.jp/imguploader/src/up4678.jpg
- https://megalodon.jp/2010-0910-0703-34/convini.ddo.jp/imguploader/src/up3929.jpg
2ちゃんねる記事(まとめ)はこちら。
憶測や単なる誹謗中傷含など、あることないこと書かれています。玉石混交のから本当に正しい情報だけを抜き出すことは難しいですね。私たちのネットリテラシーが試されます。
為替鬼氏のスキャルピング手法とは?
7万円を5000万円にした!?
さて為替鬼氏はこれまでに複数のFX商材を販売されていますが、そのすべてが「スキャルピング」手法に特化したものです。
- 鬼スキャルピング
- 鬼斬りFX
- 超速スキャルピング
- 為替鬼コピートレード「鬼式」
- 為替鬼クラブ
彼自信がスキャルを得意としていることがわかりますね。「7万円を半年で5000万円にした」というのが基本的なキャッチフレーズです。
※今回は「貯金7万円から始めたFXで9ヶ月間で5,000万円稼ぎ…」です。
その真偽は置いておいて、いったいどのような手法で7万円を半年で5000万円にした」のでしょうか?
数秒〜数分で決済してわずかな利ざやを抜く”超速スキャル”
為替鬼氏のトレードを一言で表すならば「超速スキャル」ですね。まさに商材名と同じです。数秒から数分程度で、わずかな利ざやを抜いていくスキャルピングです。逆張りで仕掛け、利益がわずかでも乗った瞬間に手仕舞いをします。レートが逆方向に動いたときは、即ナンピンを仕掛けます。なかなかのリスクテイカーですね。
2本のラインチャートの乖離(さや発生)タイミングで仕掛ける
為替鬼氏のスキャルロジックを一つ紹介します。EURJPY(ユーロ円)とEURUSD(ユーロドル)を1つの画面にラインチャートとして重ねて表示させます。この2本のラインが20pips以上開いたら仕掛けるするというものです。
- EURJPYが上・EURUSDが下の場合は「Sell」
- EURJPYが下・EURUSDが上の場合は「Buy」
いわゆる「さや取り」とか「ペアトレード」と呼ばれる手法の1つです。為替鬼氏の手法は、「正」の相関関係の高い通貨ペアの値動きを利用し、一時的な乖離(さや)発生からの収束の動きを狙い撃ちするといものです。EURJPYとEURUSDの組み合わせ以外にも、AUDJPY(オーストラリア円)とNZDJPY(ニュージーランド円)などもよく使われますね。
サヤ取りのロジックの元にある考えは、開いた”さや”は、必ず閉じる(収束方向へ向かう)というものです。この考えのもと、収束方向へ仕掛けるわけです。しかし”さや”は必ずしも閉じるとは限りません。また、いつ閉じるのかも不明です。ここが「さや取り」の難しい点です。そこでナンピンの登場です。レートが逆方向に動けば即ナンピンをおこない、戻りを待ちます。
数pipsというわずかな利ざやをかすめ取るため、損切り幅は深くならざるを得ません。損大利小です。集中力を切らせば、損失は一気に膨らみ、薄利で積み上げた利益を瞬殺します。手に汗握るトレードですね。トレード毎に命を削ってしまいそうです。逆張りスキャル+ナンピン…まさにハイリスクトレードといえます。凡人の私には真似ができません。
上に書いたロジックは為替鬼氏の代表的な手法の1つであり、現在の氏の手法とは異なる可能性があります。
「億超えスキャルピング」の欠点
「億超えスキャルピング」のデメリットについて触れておきます。以下の欠点が許容できない人は買うべきではありません。
1.スキャルピングの再現性は低い
スキャルピングは個人差が大きく表れる手法です。数秒から数分の間に数pipsを抜くという「神業」に近いトレードです。レートを追う動体視力や高い集中力が求められます。トレードというよりは、アクションゲーム(シューティングゲーム)に近いですね。
為替鬼氏には可能でも、同じことをあなたが再現できるかどうかは、まったくの未知数です。あなたにスキャルの資質があれば可能でしょう。しかし誰もがスキャルの資質を持っているとは限りません。瞬間的なレートの動きを利益にするためには、極めて高度なスキルが求められることを知っておく必要があります。
2.チャート画面への張り付きは必須
スキャルピングですから、チャートへの張り付きは必須です。極論ですが、ENTRYしたら瞬きすらNGです。瞬間的にプラスにもなるしマイナスにも振れます。チャートから目を離せば致命傷を負いかねません。のんびりコーヒーなど飲んでいられません。あなたはこのストレスに耐えられますか?
3.スプレッドが命取りになる
1日にスプレッドやスリッページで支払う手数料は最低でも70、80万円ほど支払っています。
多い時は100万円を越えるときもあります。
なぜ、100万もの手数料を毎日支払っているのか?
それは、100万円の手数料を支払っても、利益が出ているからなのですね。
薄利のスキャルピングですので、圧倒的なトレード回数が求められることになります。その都度支払うスプレッドという名の手数料もバカになりません。為替鬼氏は1日に70〜100万円ものスプレッド(手数料)を払っていると語っています。この意味をよく考えるべきでしょう。このスプレッドがあなたにとって命取りにならなとも限りません。

- スキャルピングの再現性は低い
- チャート画面への張り付きは必須
- スプレッドが命取りになるかも
「億超えスキャルピング」の評価ポイント
次に「億超えスキャルピング」の評価できるポイントです。
1.為替鬼氏の最新のスキャル手法が学べる
為替鬼氏の最新の手法がマスターできる商材です。スキャルが大好きで、為替鬼氏の過去手法にある程度の見識があるならば、この商材はお買い得かもしれません。
2.為替鬼氏愛用のインジケーターがもらえる
スキャルピング補助ツール「Trade Point Indicator」が無料で手にすることができます。チャート上にシグナルが表示されるMT4専用インジケーターです。

このインジケーターを見ると、乖離トレードのようにも見えますね。今回の手法は、移動平均線から上下に一定幅でラインを描写し、そのラインにタッチで逆張りで仕掛けるのかもしれませんね。

- 為替鬼氏の最新のスキャル手法が学べる
- 為替鬼氏愛用のインジケーターがもらえる
「億超えスキャルピング」総合評価

【結論】スキャルピングは再現性の担保が難しいことを理解すべきだ
誰もがスキャルで為替鬼氏と同じ成果を出せるわけではない
為替鬼氏の様々な経歴のウワサは置いておくとしても、やはりスキャル手法の再現性の困難さは無視できません。スキャルピングは人を選びます。これは間違いありません。誰もがスキャルをマスターできるわけではありません。初心者ならば間違いなくスイングトレードのほうが利益を容易に出すことができます。
でも初心者ほどスキャルピングをやりたがるんですよね。FXに限らず株式トレードでも、スキャルピングで利益を積み上げていく姿はとても格好良く見えます。「タンタン、タ〜ン!」とキーボードを叩き瞬時に数万円の利益を手にする。「今日は、8万円の利益です(キリッ)」…憧れるのも無理もありません。
ただ、そんなことができる人は、選ばれた一握りの人だけです。あなたは神に選ばれし人ですか?

- スキャルピングの再現性は低い
- チャート画面への張り付きは必須
- スプレッドが命取りになる

- 為替鬼氏の最新のスキャル手法が学べる
- 為替鬼氏愛用のインジケーターがもらえる
「億超えスキャルピング」を購入したほうが良い人
- スキャルピングが大好きな人
- スキャルピングを極めたい人
- 為替鬼氏の手法をよく知っている人で、彼の最新の手法を知りたい人
「億超えスキャルピング」を購入しないほうが良い人
- スキャルが向いていない人
- チャート張り付き時間を確保できない人
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タイトル:億超えスキャルピング 販売:株式会社SEOオンライン メディア:PDFテキスト・インジケーター 発売日:2017年9月14日 億超えスキャルピング【公式サイト】 |