国民生活センターが警鐘【バイナリーオプショントラブル急増】

バイナリーオプションのトラブル

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国民生活センターが警鐘

バイナリーオプション絡みのトラブルが急増しています。

2014年9月4日に国民生活センターが急遽、注意喚起の報道をおこないました。

海外業者とのバイナリーオプション取引にご注意ください!
無登録業者との契約は行わないで!!

「インターネット上の広告を見て興味を持ち、海外業者とバイナリーオプション取引を開始したが、出金を求めても応じてもらえない」といった相談が、最近になって全国の消費生活センター等に数多く寄せられています。

バイナリーオプション取引とは、為替相場等が上がるか下がるかを予想するもので、取引期間終了時(権利行使期限)に事前に定めた権利行使価格を上回った(または下回った)場合に、一定額の金銭(ペイアウト)を受け取ることができる取引です。予想がはずれれば、支払ったオプション料がすべて損失になりますが、短期間に繰り返し取引することができるため、損失額が大きくなるおそれがあります。

トラブルになっている事例における相手方業者の所在地は海外にあります。日本の法律(金融商品取引法)では、日本の顧客との間で、バイナリーオプション取引などの店頭デリバティブ取引を業として行う場合は、海外業者も含め、金融商品取引業の登録が必要となりますが、これらの事例ではいずれも業者の登録は確認できていません。

バイナリーオプション取引はリスクの高い取引であることを理解し、無登録の業者との契約は行わないようにしましょう。

引用:独立行政法人 国民生活センター

ヤフーニュースでも取り上げられています。

>><バイナリー取引>トラブル急増 国民生活センター注意喚起

相談件数は急増

国民生活センターに寄せられる相談件数は、今年(2014年)に入って急増しています。

バイナリーオプション取引に関する相談件数

出典:http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20140904_1.html

特に5月以降の伸びが急激です。この時期(5月、6月、7月、8月)に、いったい何があったのでしょうか?

ネットへの書き込みによる悪質な誘導が原因

2014年度(2014年4月〜)からトラブル相談が急激に増えた理由は、ネットへの悪質な書き込み誘導が原因です。悪質なステルスマーケティングです。

個人ブログやサイトで、「バイナリーオプションで儲かった!」的な記事が増え、ステマ記事にあおられた情報弱者がバイナリーオプションを始めて、損失を拡大…止めようと思って業者に連絡すると、出金に応じない、連絡が取れない…大半のトラブルが、このパターンです。

実際に国民生活センターに寄せられた相談をご覧ください。

【事例1】
無料掲示板で「100万円ぐらいなら稼ぎ方教えます」という書き込みを見て、その書き込みをした女性に連絡をした。
すると、その女性から連絡があり「いくら稼ぎたいか」と聞かれたので「70万円」と答えると、「私は今まで8,000万円ほど稼いでいるので簡単に稼げますよ」と言われた。
その後、海外業者のサイトのアドレスが記載されたメールが送られてきたので、すぐに記載されたアドレスにアクセスして、氏名や生年月日、クレジットカード番号を入力し、サイト内のバイナリーオプション取引口座を開設した。
最初に1万円を入金して取引を開始した。

しかし、すぐに残金がなくなったため決済を繰り返したが、もうけることはできなかった。
その後もお金を取り戻そうと取引を繰り返したが、残金がわずかになり不安になった。
これまでの投資総額約50万円を返してほしい。
(2014年6月受付 20歳代 男性)

引用:独立行政法人 国民生活センター

 

【事例2】
ネットに「簡単に誰でももうかる」と書かれていたので、興味を持ち海外のバイナリーオプションのサイトに連絡した。
サイトから電話が入り、担当者から「投資金額に応じて、サイトが同じ金額をプレゼントする」と言われた。
10万円入れたら20万円分取引ができるので、元金がなくなる前に止めれば損はしないと思い、クレジット一括払いでバイナリーオプション取引に10万円投資した。

ところが、途中で止めようと思い電話すると、「600万円分の取引をしないと解約できない」と言われた。
とてもそんな取引はできないので「解約する」と言うと、解約担当に電話するよう言われた。
解約担当に電話をすると、「解約には、免許証、公共料金の領収書、クレジットカードの両面を写真に撮って送るように」と言われ、言われるままに送ってしまった。
その後は解約担当に電話してもつながらず、だまされたと思った。
どうしても10万円取り返したい。
クレジット会社に電話すると、「請求を止めることはできない」と言われた。どうしたらよいか。
(2014年8月受付 40歳代 女性)

引用:独立行政法人 国民生活センター

 

【事例3】
SNSで「もうかる」との記載を見て、海外業者とFX(外国為替証拠金取引)のような取引をした。
代金はクレジットカードで支払った。
円相場が高くなるか低くなるかを予想するバイナリーオプション取引で、業者のホームページ上に円の相場状況が示される。

しかし、リアルタイムの情報ではないようで不審だった。
業者のホームページに作った自分の口座からお金を引き出したいと依頼したが、払ってくれない。
業者の電話番号、住所は不明だ。
その後、業者は無登録業者で、財務局から警告書が出ていることが判明した。
解約したい。(2014年8月受付 30歳代 男性)

引用:独立行政法人 国民生活センター

ぞれぞれ、ネットで「儲かる」という書き込みを見て、バイナリーオプションを始めていますね。

実際のところ、今年(2014年)の前半に入って、バイナリーオプションで儲かる系のブログが、たくさん目に付くようになりました。

増え続ける、アフィリ報酬目的の個人ブログ

バイナリーオプション業者のヤラセブログも多いと思いますが、見過ごせないのはアフィリエイト報酬目的の個人ブログが増え続けているという点です。

BO業者によるアフィリエイトプログラムは、報酬が高額です。たとえばBOBOXというブローカーが提供しているアフィリエイトプログラムを例に挙げてみると、

  • 15000円/1件(成果報酬型:口座開設させて入金)
  • 20,000円/1件(10人紹介すれば報酬が5,000円アップ)

つまり、自分のブログ記事から新規ユーザーを口座開設させて入金させるだけで、15,000円〜20,000円のアフィリ報酬がもらえるのです。10人紹介すれば15万円〜20万円、30人紹介すれば45万円〜60万円です。金額だけみれば、非常に魅力的なアフィリエイトプログラムですね。

そして各ブローカーは、アフィリエイターを集めるためのマーケティングを積極的に展開しています。私が運営するこのブログにも、様々なブローカーから「アフィリエイトプログラムに参加しませんか?」といったメールが頻繁に届きます。

”詐欺の片棒を担ぐ行為”に当局が目を光らせている

もちろん、アフィリエイトそのものは健全な経済活動です。

しかし、紹介する商品(証券会社)に問題があったら?トラブルが頻繁に発生していたら?もしそうであるならば、彼らのしていることは、トラブルの原因を世の中にまき散らしている行為です。

今後は、それらの行為も罪に問われる可能性が高まっています。

>>FX情報商材業者やアフィリエイターが金融商品取引法違反行為で捕まる日が近い!?

上記の記事でも取り上げましたが、関東財務局(当局)が、アフィリエイターに対する警鐘を鳴らしています。

関東財務局

出典:http://kantou.mof.go.jp/content/000068765.pdf

アフィリエイト広告についてのご注意!

「口座開設をさぽーとします」、「キャッシュバックリベートを提供します」いった内容のものを含め、アフィリエイト広告や雑誌等で海外無登録FX業者の広告をみかけることがありますが、こうした広告行為についても、店頭デリバディブ取引の媒介行為に該当し、金融商品取引法違反行為(無登録営業)に該当する可能性があります。

引用:http://kantou.mof.go.jp/content/000068765.pdf

口座開設をおすすめするアフィリエイターであっても、金融商品取引法違反行為(無登録営業)に該当する可能性がある、と明確に記載しています。

今後、見せしめ的に誰かが捕まる可能性もゼロではありません。

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