投資とギャンブルの”境界線”

ギャンブルって何?

私が常日頃チェックしているブログにChikirinの日記があります。そのブログに興味深いエントリー(記事)がありました。こちらです。

上記記事では、Chikirinさんなりにギャンブルを定義しようとされています。Chikirinさんによれば、ギャンブルとは特定のゲーム(バカラやポーカー、競馬など)の名称を指すのではなく、ゲームの遊び方(賭け方)を指すのではないか?という考え方です。

私が今回、明確に理解したことは、「ギャンブルとは・・・」の後に続く文章には、特定のゲームの名前が入るのではなく、ゲームの特性や、プレーヤーのもつ条件などを勘案した「特定の賭け方・遊び方」が入るのだってことです。

引用:ギャンブルって何?

バイナリーオプションはギャンブルか?

私がこのサイトで取り上げるバイナリーオプションを、Chikirinさんの定義に照らし合わせてみましょう。バイナリーオプションも、ひとくくりにギャンブルというわけではなく、取り組み方やその人の属性次第でギャンブルにも成りうるし、そうならない場合もあるということですね。

極論ですが、100億円の金融資産を持つ金持ちが、毎回10万円程度をバイナリーオプションにつぎ込んでも、本人にとってはギャンブルではない、ということです。一方、毎月30万円の給与所得者が毎回1万円をバイナリーに賭けることは、ギャンブルとなる可能性があるということですね。

また、聖杯(継続的に勝率50%を超えるロジック)を持っているトレーダーにとっては、バイナリーオプションはギャンブルではない、ということです。理解しやすいですね。

私が考える”ギャンブルの定義”とは?

私はこれまで、幾度となくバイナリーオプションのギャンブル性について、このサイトで訴えてきました。

私の考えるギャンブルの定義とは、以下のとおりです。

プレーヤーがゲームの本質(期待値やリスクなど)を理解しておらず、起こりうるリスク(損失等)を精神的にも経済的にも許容できないゲーム

これを総称してギャンブルと考えています。

逆に言えば、ゲームの本質(期待値やリスク)を理解でき、万が一リスクが顕在化した時に、そのリスク(損失)を精神的にも経済的にも許容できれば、それはギャンブルではないということです。

つまりバイナリーオプションを、投資として捉えればギャンブルになり、単なるオンラインゲームとして楽しめば、ゲームになるわけです。

また、バイナリーオプションの期待値を理解し、継続して50%の勝率を維持し続けることが難しいことがわかった上で、自分の許容できる範囲内で賭けるのであれば、その人にとってはギャンブルではないと言えます。(もちろん異論あると思います)

持ち家をローンで買うことはギャンブルか?

ところで、長期ローンを組んで持ち家を購入する行為は、ギャンブルなのでしょうか?

私の定義で考えれば、ローンの本質を理解しリスクを許容できれば、その人にとってはギャンブルではない、ということになりますね。

ローンの本質とは、元本とは別に多額の利息を支払う仕組みであり、金利が変動すれば支払額も変わる(変動金利の場合)ことであり、つまるところ長期的な借金であるということです。借金返済の原資は、自分自身(労働力を供給して得た対価)です。

そして住宅ローンのリスクを許容するということは、長期間の返済が可能かどうか?そのための原資(給料など)は、長期的に確保できるのかどうか?失業リスクを考えているか?返済不能に陥った場合の対処を考えているかどうか?返済不能に陥ったときに精神的に耐えられるか?

これらのリスクを精神的にも経済的にも許容できれば、住宅ローンはギャンブルではない、と言えます。

一方、長期ローンのリスクを軽視している(理解していない)方にとっては、住宅ローンはギャンブルになりえます。

どんな投資でもギャンブルになり得る

私のギャンブルの定義では、どんな投資でもプレーヤー次第でギャンブルになりえるということになります。

プレーヤーがゲームの本質(期待値やリスクなど)を理解しておらず、起こりうるリスク(損失等)を精神的にも経済的にも許容できないゲーム。

私が取り組んでいるFXにも言えることです。FX投資の本質を知らずに、許容度を超えるリスクを抱えてトレードをすれば、本人にとってそれはすでにギャンブルです。

株式投資も先物投資も同様です。

投資をギャンブルにしないためには?

どんな投資においても言えることですが、投資活動をギャンブルにしないためには、2つのポイントが重要になります。

  1. 投資対象の本質を学ぶ(理解する)
  2. 精神的にも経済的にも許容出来るリスク内で投資をおこなう

この2点さえしっかり捉えておけば、健全な投資活動が行えると考えています。ロジックがブラックボックスのツールやEA(自動売買システム)を使うことは、投資とは言えません。

なぜなら、自分自身がロジックを理解できていないからです。シグナル配信(PAMMなど)を受けることも同様です。

どんなタイミングでポジションを持つのか理解できていないのであれば、それは投資とは呼べないと思います。まさに、ギャンブルですね。

リスクを許容できていないなら、止めるべき

また、他人のロジックに頼り、損をした時に文句をいう人も投資不適格者だと思います。他人のロジックに頼ることのリスクを把握していないからです。

第三者を信じてお金を預けるならば、最悪の場合預けたお金を全て失ってもOKと思えるくらいでないと、取り組むべきではないと思います。リスクを把握せず、許容すらできていない方が、リスクが顕在化した時にグダグダ文句を言うことは、とても恥ずかしいことだと思います。

投資の本質を理解し、許容できる範囲内で投資を行いましょう。



※2017年最新版のFX商材6段階総合評価



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