バイナリーオプション「二択型消滅」は規定路線なのか?それとも・・・

二択型禁止について情報が錯綜している?

こんな記事を見つけました。

日刊SPA!というネット雑誌系の記事(2013年1月23日)です。この記事を読むと、私はちょっとした違和感を感じます。

◆「二択型」の消滅は既定路線!

(中略)

「二択型オプションは禁止の方向になる」と語るのは、BO事情に詳しい投資ライターの高城泰氏だ。

(中略)

焦点である二択型の禁止は、3月末なのか6月末なのか時期の問題くらいで、ほぼ不可避の状況です。BOを手がける各社は二択型の禁止を前提に次を考えています・・・

引用:バイナリーオプションの[二択型]消滅のその後は?

業界とのネットワークは随一の投資ライターである高城さんが、二択型BOは禁止になると断言しています。最初の規制案の内容が発表されたときも、二択型の禁止が話題になりましたね。

BOWGの座長は二択型禁止に言及せず

ところが、先日のFXトレード・ファイナンシャル副社長の動画解説を見ても、二択型の禁止については一切触れていません。

FXトレードファイナンシャルは、ご存じのように今回の自主規制案を議論しているBOWG(バイナリーオプションワーキンググループ)の座長を務めています。

『【第1回】バイナリーオプションの今後の方向性 ~HIGH・LOWはどこへ向かうのか?』動画の中では、以下のように解説されています。

  • 取引期間(顧客との間で約定を行う期間)について、十分な期間を設定
  • 同一の銘柄に係る各取引期限について、十分な間隔を設定。
  • 権利行使価格を取引期間の開始前に提示
  • 取引期間を通じて、顧客が、公正な価格で、自由に取引(手仕舞いを含む。)を行うことを可能とする

ここには、二択型の禁止という言葉も、それに類する解説も一切ありません。意図的に二択型の禁止について言及を避けているとしか思えません。

一方、最初に紹介した記事(日刊SPA!)では、

バイナリーオプション規制で禁止される主な項目とは?
(1)「二択型」商品の禁止
(2)一日の取引、損失総額などに上限
(3)業者の総取り・「レンジ外」の禁止
(4)締め切り時間前の「転売不可」禁止
(5)「完売」の基準を明示

と解説されているのです。なんでしょうか?この違和感・・・日刊SPA!の記事と、BOWG(バイナリーオプションワーキンググループ)の座長の話、どちらが信憑性があるかといえば、言うまでもありません。当然BOWGの方ですね。

私の勝手な解釈ですが、実はこれまでのような単純(短期)二択型が禁止されるだけで、規制後は長期二択型(反対売買可能)として生まれ変わるのではないでしょうか?

新商品の二択型はどのようになるか?

二択型BOが生まれ変わって提供されることを前提に、どのような商品になるか私なりに想像してみたいと思います。

商品名:長期二択型バイナリーオプション

  • 締め切りまでの時間:30分前、1時間前、4時間前、6時間前スタート
  • ペイアウト:1.6~1.9倍
  • 反対売買:可能(締め切り前に賭けから降りることが可能)
  • レンジ外:なし(業者の総取りも禁止)
  • 権利行使価格の提示タイミング:取引期間の開始前に提示
  • 1日の取引総額の上限:有り
  • 1日の損失総額の上限:有り
  • 完売の有無:有り(但し発生基準・理由を開示)
  • 顧客の損益実績の開示:有り(ただし月ごと)

以上が、私が独断と偏見で予想する、新(長期)二択型バイナリーオプションのイメージです。これまでのような短期で決着がつくような、ギャンブル的要素はある程度払拭されています。しかも、反対売買ができるので、途中で賭けを止めることができます。現行の単純な二択型BOとは、大きくかけ離れた商品構成ですね。

あくまで私の個人的な予想ですから、全くハズレることもあるでしょう。やはり二択型BOは、全面的に禁止になるのかもしれません。そして、 レンジ(バウンダリー)系とタッチ(ワンタッチ)系のみの提供となるかもしれません。レンジ系とは、判定時刻にFX会社が決めた複数の水準より高いか安いかを予測するBOです。タッチ系とは、判定時刻までに一定水準に触れるか触れないかを予測するBOです。

二択型の行方がどうなるかは、今後のBOWG(バイナリーオプションワーキンググループ)からの発表を待つしかありません。