バイナリーオプション自主規制の内容が明らかに!

HIGH&LOWが禁止に!

本日(2012年12月13日)は重大ニュースがありましたね。バイナリーオプション自主規制の決定会合が昨日(12月12日)に開かれ、その内容が本日、明らかになりました。

最大のポイントは、バイナリーオプションで主流のHIGH&LOWが禁止されることです。金融庁も思い切りましたね!

バイナリーオプション自主規制案でGMOクリック証券が涙目な件

まずは、日本経済新聞のWEBニュースをご覧下さい。

FX、取引額や損失に上限 自主規制案が明らかに 「賭博性高い」指摘に対応

外国為替証拠金(FX)市場で相場が特定の条件を満たすかどうかを予想する「二択型」商品のFX業界の自主規制案が13日、明らかになった。一定時刻の相場が高いか安いかを予想する最も単純な仕組みの商品は、賭博性が高いとの指摘を受けてFX会社が提供できないようにする。顧客の1日あたりの取引可能金額や損失額に上限を設け、大きな損失を出す恐れがある顧客に対しては取引を制限する。

二択型FXは「バイナリーオプション」と呼ばれる。

主に(1)判定時刻の相場が投資時点より高いか安いか(2)判定時刻にFX会社が決めた複数の水準より高いか安いか(3)判定時刻までに一定水準に触れるか触れないか――を予想する商品が一般的だ。投資家の予想通りとなれば一定の還元率で収益を得られるが、予想が外れると投資額は没収となる。

金融先物取引業協会が金融庁や業界関係者と協議して詰めた自主規制案によると、このうち最も単純な(1)の商品は賭博との線引きが難しいとの判断から禁止する。

投資を受け付け始めてから判定時刻までの長さについては、為替リスクをヘッジする目的に照らし「十分な期間」を設けることとする。

1日に取引できる金額や損失額に上限を設けるが、具体的な期間や金額は引き続き検討する。いったん投資した後でも、受付期間中は自由に反対売買できるようにする。

相場が一定の価格帯で判定時刻を迎えるとすべての顧客の出資金がFX会社の収益となる「総取り」を禁止する。

顧客の予想が大きく偏って商品の提供を中止する「売り切れ」が発生した場合は、具体的な理由をホームページなどで開示するよう求める。

顧客全体の損益実績も月ごとに公表させる。

今年度内に詳細を詰める。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

引用:日本経済新聞

ニュースで解説されているバイナリーオプションの定義をまとめてみる

日経新聞のWEBニュースの内容をまとめてみましょう。ニュースではバイナリーオプション(二択型FX)の定義を、以下の3つを予測する投資商品としています。

(1)判定時刻の相場が投資時点より高いか安いか

(2)判定時刻にFX会社が決めた複数の水準より高いか安いか

(3)判定時刻までに一定水準に触れるか触れないか

(1)がいわゆるHIGH&LOW(ハイ&ロー)です。(2)はレンジ(バウンダリー)です。(3)はタッチ(ワンタッチ)です。

(1)のHIGH&LOWは、ご存じのようにGMOクリック証券の外為OPなど、最も普及しているBOですね。

HIGH&LOW(ハイ&ロー)は禁止!

今回の自主規制案での最大のポイントは、

(1)の商品は賭博との線引きが難しいとの判断から禁止する。

(1)の商品とは・・・

(1)判定時刻の相場が投資時点より高いか安いか、を予想する商品

なんと! HIGH&LOWは禁止です。理由は、賭博との線引きが難しい、というものです。

これは予想を大きく裏切る規制案ですね。まさかここまでの規制を盛り込んでくるとは思いもよりませんでした。BOユーザーに大きな波紋を呼びそうです。

予測までの時間はもっと長くなる

さらに、レート予想までの時間ですが、

判定時刻までの長さについては、為替リスクをヘッジする目的に照らし「十分な期間」を設けることとする。

今までのように、1分後や5分後の予測ではなくなり、「十分な期間」を設けることになりそうです。

当然、これまでのように頻繁なトレードは難しくなりますね。

取引金額が制限される

取引額の規制も盛り込まれています。

1日に取引できる金額や損失額に上限を設ける・・・

損失額の上限が設定されるということは、掛け金もかなり抑えられることになるでしょう。

掛け金が抑えられればリターンも減ることになり、バイナリーオプションの魅力は大きく半減するでしょう。

反対売買が可能になる!

特筆すべきは以下の部分です。

いったん投資した後でも、受付期間中は自由に反対売買できるようにする。

反対売買=つまり、途中で賭けから降りるということが可能になりそうです。海外のバイナリーオプションでは比較的一般的な反対売買がルール化されそうです。

”レンジ外”の胴元総取りルールは禁止

いわゆる「レンジ外」という胴元に有利なルールも禁止されます。

相場が一定の価格帯で判定時刻を迎えるとすべての顧客の出資金がFX会社の収益となる「総取り」を禁止する。

レンジ外という特別ルールが禁止されれば、GMOクリック証券のペイアウト率も下げざるを得ませんね。

今までのように”勝てば2倍”(ペイアウト率2.0)というわけにはいかなくなりそうです。1.8倍とか1.7倍あたりに落ち着くのではないでしょうか。

完売には明確な理由が必要になる

完売については、明確な理由を開示する義務が課せられそうです。

顧客の予想が大きく偏って商品の提供を中止する「売り切れ」が発生した場合は、具体的な理由をホームページなどで開示するよう求める。

今までのような、不明瞭な「完売」は必然的に減少するでしょう。

2013年3月末までに全てが決まる

今年度内に詳細を詰める。

とありますので、おそらく2013年(来年)3月中には、全ての規制内容が詰められて、決定しそうですね。

全体的に、透明性や公平性に重きを置いた自主規制案に思えます。

そもそも日本のバイナリーオプションは、極めて胴元側(ブローカー側)に有利なルールでした。その不公平さについては、以前も記事に書きました。

その不公平感を無くすために、海外のバイナリーオプションのルールをかなり参考にしていると感じました。ギャンブル性はかなり薄くなりますが、公平性や透明性が高まったように私は思えます。

GMOクリック証券を狙い撃ち?

今回の自主規制案ですが、全体的に、GMOクリック証券の外為OPをターゲットにしたような内容という感じもします。

ご存じのように、GMOクリック証券は、リテール取引高では世界一です。

2012年上半期取引高(単位:十億米ドル)

  • 1位 GMOクリック証券(日本)  1975
  • 2位 FXCM(アメリカ)      1854
  • 3位 SaxoBank(デンマーク)    1534
  • 4位 外為オンライン(日本)     1414
  • 5位 DMM.COM証券(日本)      1337

引用:フォレックス・マグネイト日本版

特に国内バイナリーオプションでは、飛ぶ鳥を落とす勢いでその勢力を伸ばし続けてきました。

今回の自主規制案は、GMOクリック証券のお株であるHIGH&LOWに狙いを定めたようなルール作りです。

  • HIGH&LOWは禁止
  • 予測時間の延長
  • 掛け金の上限を厳しくする
  • レンジ外の総取りを禁止
  • 完売の場合は明確な理由を提示
  • 反対売買を可能に

GMOクリック証券は、根本的にバイナリーオプションの仕組みを作り直す必要がありそうです。

業界の冷え込みは避けられないか?

これまでバイナリーオプションの商材を出してきた商材屋にとっては、自主規制の影響は大きそうです。

しばらくは、バイナリーオプションの市場が冷え込むかもしれません。

バイナリーオプション自主規制のニュースに関しては、詳細がわかり次第、このブログでも取り上げたいと思います。

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