バイナリーオプションは本当にフェアか?

   2015/01/15

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バイナリーオプションの透明性と公平性

私は、一貫してバイナリーオプションのリスクについてこのサイトで訴えてきました。

しかしながら、なかなかその思いが伝わらないようでじれったさを感じることがあります。

そこで、今回はバイナリーオプションの公平性や透明性に焦点を当てて、私なりの考えを述べてみたいと思います。

そもそも、バイナリーオプションは、ブローカーにとっては最高に美味しい金儲けネタであることを認識しておいた方が良いと思います。

ブローカーは、ボランティアで賭博場を提供しているわけではありません。

胴元側が恐ろしく儲かるからこそ、賭博場を開くわけですね。

ブローカー側の収益の仕組みは?

では、ブローカー側は、バイナリーオプションでどうやって収益を上げているのでしょうか?

比較するために、FX取引での収益構造について簡単に復習してみましょう。

>>FXブローカーの仕組みについて”おさらい”

FX取引の場合はシンプルです。スプレッドや手数料ですね。スプレッドや手数料は、非常に透明性がありフェアです。

もちろん、相対取引ですので100%フェアとは言えませんが、少なくとも投資家側にわかりやすく開示されています。

(レート操作による投資家側の損失は限定されていると言えます)

では、バイナリーオプションの収益構造はどうでしょうか?すらすらと説明できる方はいますか?

バイナリーオプションの収益構造について

話を単純にするために、最も一般的なハイ&ローモデルについて考えてみます。

一般的にバイナリーオプションにおいては、ブローカー側はテラ銭を徴収するためにペイアウト率を設定しています。

ペイアウト率が1.8倍であれば、1万円の掛け金に対して、勝てば1.8倍で還元(18,000円)、負ければ全額没収(▲10,000円)となるため、差額の2,000円がブローカー側の利益になりますね。

ただし、このテラ銭は、ハイとローに賭ける人数(掛け金)が50%で均衡している場合に、計算通り(ペイアウト率通り)に利益として発生します。

掛け率(掛け金)がどちらか(ハイorロー)に偏ってしまうと、ブローカー側のリスクは高まります。

ハイとロー(半と丁)に賭ける人数(掛け金)がぴったり50%で均衡することはないでしょうが、賭け方向が2つしかないため、勝負数(ゲーム数)が多くなればなるほど50%に近づいてくると思います。

さらに50%に近づけるべく、ブローカー側は「完売」という手段を取ったりします。

どちらか一方に賭けが偏りそうになった場合、早い段階で一方を「完売」にして、掛け率(掛け金)を50%に近づけようとします。

1.均衡している場合

ハイ・・・100万円(掛け金総額)
ロー・・・100万円(掛け金総額)
____________
合計  200万円

結果がハイの場合・・・払戻額180万円(損益+20万円)
結果がローの場合・・・払戻額180万円(損益+20万円)

2.均衡が崩れている場合

ハイ・・・150万円(掛け金総額)
ロー・・・ 50万円(掛け金総額)
____________
合計  200万円

結果がハイの場合・・・払戻額270万円(損益▲70万円
結果がローの場合・・・払戻額90万円(損益+110万円

ご覧の通り、ハイとローの掛け金が50%均衡に近ければ近いほどブローカー側のリスクが少なく、どちらかに偏るとリスクが大きくなります。

(リスクが大きい分、利益も大きくなります。)

つまり、このテラ銭がブローカー側の収益源の一つということになります。

意図的にレートを操作?

上記の通りハイとローの均衡が崩れると、ブローカー側のリスクが高まる一方で大きな利益を取れる可能性も出てくるわけですね。

つまり掛け金が少ない方にペイアウト(レートが収まる)すれば、当然大きな利益がブローカー側に転がり込んできます。

そしてFXは相対取引です。

モラルの低いブローカーであれば、最後の最後に掛け金総額の少ない側にレートを少しだけ操作することも、不可能ではありません。

相対取引なので、ブローカー側が独自レートを提示してもルール違反(法律違反)ではありません。

これって、フェアと言えるでしょうか?

レンジ外という総取りルール

さらに、ブローカー側には特別ボーナスがあります。レンジ外という総取りルールです。

※GMOクリック証券のBO商品は、レンジ外ルールを設ける代わりに、ペイアウト率を2倍(通常は1.7~1.8倍)にしています。

レンジ外に入れば、ブローカーが総取りします。

なんと、ブローカー側に都合が良いルールなのでしょうか!!

レンジ外に入る確率は、7~9%と言われていますので、決して低い数字ではありません。10回に1回弱の割合で、ブローカー総取りが発生するということです。

3.レンジ外になった場合

ハイ・・・100万円(掛け金総額)
ロー・・・100万円(掛け金総額)
____________
合計  200万円

結果がレンジ外の場合・・・払戻額0万円(損益200万円

レンジ外になるかならないかという微妙なタイミングの場合、レンジ外への意図的なレート操作もありそうだと思いませんか?

何故なら相対取引なので、独自レートを提示できるという裏技があるからです。

(私は、バイナリーオプションにおいては、意図的なレート操作は存在していると思っています。)

これって、フェアですか?どう見ても、フェアではありません。

公平性・透明性が保たれていないから規制が入る

国内のバイナリーオプションの公平性や透明性には、以前から疑問の声が上がっています。

国際的なバイナリーオプションのルールとは、ほど遠いのが現状です。

だからこそ、金融庁から厳しい規制が入る前に、業界が自主規制の方向へ動いているのです。
>>バイナリーオプション自主規制は、ほぼ決定

予定されている自主規制で公平性や透明性が確保できなければ、当局(金融庁)からのさらなる規制も入る可能性がありそうです。

自覚していない人は、単なる”カモ”

ご覧の通り、バイナリーオプションは、胴元(ブローカー側)に極めて有利なルールのギャンブル(ゲーム)です。

このことを自覚していない(理解できていない)ユーザーが、多いように感じます。

わかっていてゲームに参加するのと、まったく知らずに参加するのとでは、天地ほどの差があります。

わかっていなければ、単なる”カモ”です。ブローカーにとっての、格好の金づるですね。

すでにゲームに参加している人も、これから参加しようとしている人も、もう一度このゲーム(ギャンブル)の本質について考えた方が良さそうです。

そして、ブローカー側に極めて有利なゲームであっても、参加してギャンブルを楽しみたいという方のみが、自己責任で楽しめば良いのではないでしょうか。

・・・私は遠慮しておきます。

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