投資家の70%が儲かっているブローカーがあるらしい・・・

顧客の70%が儲かってるFX会社?

古い記事ですが、2012年8月31日の日経新聞(日経電子版)に、ちょっとビックリするような記事が掲載されていました。

記事のタイトルは、顧客の7割がもうかるFX会社、その「意外な真実」です。

興味をそそられる記事ですね。

記事内では「M社」と表現されていますが、別のサイトの記事を確認すると、M社とはマネースクウェア・ジャパンのことのようです。

マネースクウェア・ジャパンといえば・・・

マネースクウェア・ジャパンといえば、トラリピ(トラップリーピートイフダン)が有名ですね。

日本国内では、預かり残高において第5位の中堅証券会社です(2012年8月のデータより)。

日経新聞の記事によれば、マネースクウェア・ジャパンにおいて、2012年前半(2012年1月1日~6月30日)での実損益の合計がプラスだった顧客の口座数が全体の67.5%だったそうです。期間内に一度でも取引を行った口座が対象とのことです。

この数字って凄いのか?

一般的なFX投資のイメージとして、プラス収支を得ている投資家は全体の1割程度で、残りの9割は負けている、と思っている方が多いと思います。

ところが日経新聞の記事では、マネースクウェア・ジャパンの顧客の7割がプラス収支だった、と記載されています。取引した顧客の70%がプラス収支だったということですが、これって凄いことなのでしょうか?

他の証券会社のデータがないので比較ができませんが、この数字は実情の一面しか捉えていないと思います。

数字のトリックに騙されるな!

日経新聞の記事を読むと、データの数字はポジションをクローズした取引(実損益)が対象です。記事内にも「実損益の合計」と記載されていますので、間違いないと思います。

つまり、ポジション保有中の取引はカウントされていません。含み損を抱えているポジションは、データに含まれていないということになります。

記事内では売買回転倍率についても触れられており、マネースクウェア・ジャパンの売買回転倍率は、FX業者の平均に対して、10分の1以下とのことです。中長期スパンで投資を行っているトレーダーが多いということですね。

中長期(スイングトレード)トレーダーが多いからこそ、含み損ポジションも非常に多いと想像できます。

含み損ポジションは、そのままプラスになるまで放置しておき(塩漬け)、プラスになったポジションは手仕舞いする、という投資家が多いのではないでしょうか。

もともとマネースクウェア・ジャパンは、スプレッドが非常に大きいことで有名です。いまどきUSDJPYで4pips(変動)ものスプレッドが設定されています。EURUSDは5pips(変動)です。しかも手数料もかかります。

上記でおわかりの通り、マネースクウェア・ジャパンは、スキャルピングには最も不向きなブローカーの一つということになります。

※意図的にスキャルパーを排除しているとも言えます。

だからこそ、スイングトレーダー(中長期保有投資家)が、大半を占めることになるんですね。スイングトレーダーが多ければ、含み損も長期的に(戻ってくるまで)放置されやすい、つまり塩漬けされることも多いと思われます。

日経新聞の記事内では、含み損の総額やプラス収支の額などのデータは、一切触れられていません。

本当に顧客の7割が儲かっていると証明するためには、しっかりと全顧客の含み損・利益などのデータを集めて、総合的に判断するべきだと思います。

含み損の総額は42億円!?

平成24年3月期 決算短信によれば、マネースクウェアジャパンでの顧客の含み損総額は、約42億円と記されています。

これらの含み損が決済されないまま「顧客の70%がプラス収支である!」と言われても、ちょっと説得力に欠けるような気がします。

含み損と利益のバランスを確認しない限り、本当に顧客の7割が勝ち越しているとは断定できません。確定利益が100万円あっても、含み損が120万円あれば、実情としては20万円のマイナスとも取れますよね。

ですので、マネースクウェアジャパンの顧客の70%が勝っているという記事をそのまま鵜呑みにしない方が良いと思います。

物事の一面のみをクローズアップして取り上げている記事であり、読み手によっては、本質を捉えることが非常に難しい記事になっているのです。

う~ん、日経新聞(日経電子版)の記事とは、とても思えないですね。

 よく読まれている記事

FX−STS 【検証とレビュー】

FX-STSは月額39,800円のコピートレード FX-STSは、コピートレードです。当たり前ですが、コピートレードもシグナル配信も結果が全てです。 残念ながらFX-STSは、現時…

【本日終了】ドラゴンストラテジー動画特典プレゼント企画

【今日消滅】初心者が月利300%を達成〜解説動画が無料 ドラゴンストラテジー販売者による「動画特典」が本日(7月17日 月曜日 23時59分)までとのことです。 ドラゴン・ストラテ…

EA販売に投資助言代理の届け出が必要となる

EA販売にも規制の手が・・・ ご存じのように、EAを含む自動売買システムの販売やレンタルは制限付きで禁止されています。「制限付き」とは、会員制での販売またはレンタルを行う場合は投資…

タートル・トリック バイナリーオプション 【検証とレビュー】

タートル流バイナリーオプション? どこかで聞いたことのある商材名です。その名も… 伝説のトレーダー集団タートル流タートル・トリック バイナリーオプション 商材の中身は、スマートオプ…

FXエントリー&FXアカデミー 【検証とレビュー】

非常に真面目で好感を持てる商材 FXエントリー&FXアカデミーは、かなり以前から販売されている商材ですね。中身は、メタトレーダー用のインディケーター(複数)とマニュアルです。 そし…

【4月5日終了】あゆみ式 A Teachert FX Academyが緊急追加募集

【4月5日終了】あゆみ式 A Teachert FX Academyが緊急追加募集 あゆみ式 A Teachert FX Academyが4月5日までの緊急追加募集をしています。 …

バイナリースパイダー 【検証とレビュー】

GMOクリック証券のサービス開始日をご存じですか? まずは、バイナリースパイダーの販売ページ内の動画(最初の動画)をご覧下さい。 販売ページを見てみる 5万円を1年で4545万円に…

レパトリEAが販売終了

レパトリEAが販売を終了 先日、レパトリEAの検証記事をアップしたところ、読者様から非常に大きな反響を頂きました。 レパトリEA 【検証とレビュー】 しかし、その2日後の5月18日…

投資DVD業者に”業務停止命令”

【要注意!】大学生に広がる投資DVD問題とは? ようやく業務停止命令が… 大学生をターゲットに投資DVDを販売していた業者に、とうとう業務停止命令措置が取られました。 出典:東京都…

トリガーバイナリー 【検証とレビュー】

トリガーバイナリーはSmart Optionに最適化された矢印点灯ツール 今回も、検証依頼を頂いた商材の紹介です。 トリガーバイナリーは、海外証券会社スマートオプションに対応したシ…

+15pipsスキャルFX 【検証とレビュー】

+15pipsスキャルFXは、シンプルなシグナルツール +15pipsスキャルFXは、メタトレーダー専用のシグナル点灯ツールです。自動売買(EA)ではなく、チャート上にシグナルが表…

【新発売】30万円近い”FX専用パソコン”は本当に必要か?

外貨投資専用PC「外為パソコン」発売 株式会社ユニットコムがIntel第7世代プロセッサーモデルのFX専用PC「外為パソコン」を発表しました。 すでに受注生産販売をおこなっています…