バイナリーオプションで勝てない本当の理由とは?

バイナリーオプションは「投資」ではない

この検証サイトでは、バイナリーオプション系の商材を高く評価していません。なぜならバイナリーオプションは「投資」ではないと考えているからです。バイナリーオプションは「投資」ではなく、射幸性の高い「ギャンブル」に近いゲームです。

オンラインカジノのゲームとして楽しむのであれば、非常にスリリングで高揚感もあり面白いと思います。ご自身の余剰資金(なくなっても良いお金)で遊ぶならば、競馬やスロットと同じ感覚で格好の暇つぶしになります。

バイナリーオプションでは長期的に資産を増やせない

バイナリーオプションはギャンブル性の高いゲームですので、その認識があれば楽しく遊べます。

しかし、バイナリーオプションで投資をしているという感覚を持ってしまうと極めて危険です。バイナリーオプションで長期的に資産を増やそうなどと決して思ってはいけません。

私はバイナリーオプションをしません。理由は明白です。FXよりもはるかに勝ち続けることが難しいと考えているからです。

その点をこれから説明していきます。

半丁バクチの期待値をご存じですか?

2つのサイコロを振ってその合計数字が偶数か奇数かを当てるゲーム。それが一般的な半丁博打(バクチ)です。テレビの時代劇などでもおなじみのギャンブルですね。

半丁バクチで現れる数字は、1+1=2 から 6+6=12 までの組み合わせがあります。2つのサイコロを振って、偶数・奇数の現れる確率は50%です。(ちなみに奇数は「半」、偶数は「丁」です)

実際の半丁バクチには特定の出目の組み合わせによる「役」がありますが、ここでは話を簡単にするために「役」は除外します。

特定の役を除外すれば、半丁バクチは確率2分の1のゲームです。勝負をすればするほど、確率論における「大数の法則」によって勝率は50%に近づきます。この時点での期待値はプラスマイナスゼロです。

ここまではシンプルですね。

胴元の存在が期待値をマイナスにする

ところが話はそんな簡単ではありません。どんなギャンブルにも胴元が存在します。胴元とはそのゲームを仕切っている(支配している)人間です。

彼らは、ゲームの会場を提供する代わりにテラ銭(手数料)を徴収します。ゲーム参加者は勝負する毎にテラ銭を胴元に支払います。

このテラ銭が存在するために、参加者の期待値は一気にマイナスになります。当たり前ですが期待値マイナスのゲームを続ければ続けるほど、参加者は損が拡大していきます。

儲かるのは胴元のみ。 半丁バクチの期待値は「マイナス」ということを覚えておいて下さい。瞬間的には勝てるかもしれませんが期待値がマイナスのゲームを続ければ、大数の法則により確実にあなたの資金は減っていきます。これは数学的にも証明されています。

大事なことなので、もう一度述べます。期待値がマイナスのゲームを続ければ、長期的には「確実」に資金が減っていきます。

バイナリーオプションの期待値は?

バイナリーオプション(為替オプション)で一般的なゲームであるHIGH&LOWは、極めて半丁バクチに似ています。HIGH&LOWのルールを確認しましょう。

  • 賭ける方向は2つ(HIGHかLOW)
  • テラ銭は10%前後(レンジに入る確率等)
  • 勝てば2倍(だが、テラ銭が引かれる)
  • 負ければ、掛け金は没収

ざっくりですが、こんな感じですね。 それでは期待値を計算してみましょう。

とりあえずここでは勝率を50%とします。つまり、HIGH・LOWに振れる確率が2分の1です。テラ銭(手数料)は10%とします。

勝負に勝った場合のリターンは、

  • (100%-10%)×0.5

勝負に負けた場合は、

  • -100%×0.5

となります。

期待値を計算します。

  • (90%×0.5)+(-100%×0.5)= ▲5%

ご覧の通りバイナリーオプションの期待値はマイナスですので、勝負を続ければ続けるほど負けることになります。

つまりバイナリーオプションにおいて勝率が50%では期待値がマイナスであるため、確実に負けてしまうということになります。

期待値をプラスにするためには勝率を上げるしかない

そこで重要になってくるのが「勝率」です。勝率50%では手数料(胴元)の存在によって期待値がマイナスになるので、勝率を上げていく戦略が絶対的に必要になります。

コイントスのような賭け方ではなく、相場の流れを読んでランダムではないタイミングを見極めて、ベットしていく必要があるわけです。

短時間に勝負が決まり、かつ絶対的に50%超の勝率が必要であるということ、これは極めて高度な戦略が必要であるということを意味します。

勝率50%を超えることは簡単ですか?

「勝率50%を超えることなんて簡単だよ!」と反論する人もいるかもしれません。

時間の制約がなければ、それほど難しくないかもしれません。しかし時間が制約されている(締め切りが決まっている)中でレートの動きを見極めることは、極めて困難です。

1分後、5分後、10分後のレートを、上なのか下なのかピタリを予測する必要があるのです。1分バイナリならば、59秒時点のレートでもなく61秒時点のレートでもなく、ぴったり60秒後のレートを50%を超える確率で当てることが求められているのです。そんな神業的なことができますか?

長期的には上昇トレンド(あるいは下降トレンド)の流れであっても、そこには必ずノイズがあります。短時間での勝負が求められる場合、これらのノイズを予測することは極めて困難です。

特に最近流行(はやり)の、1分後・5分後・10分後のレートの状態を当てるような勝負では、ノイズが大きく影響してきます。強いトレンドが発生している、もしくはサポレジに跳ね返されたなど、レートが一方向に動きやすいような相場においても、必ずノイズが存在します。

誰もが経験あるはずです。レートが一方向に動くような相場でも、一時的にレートが戻されることは良くあることです。その戻しのタイミングをあなたは予測できますか?

バイナリーオプションは、短時間での勝負が求められます。つまりノイズを予測しろ、と言われているようなものです。あなたは、50%を超える確率でノイズを予測できますか?

FXよりも高度な戦略が必要

短時間で勝敗が決まり、かつ期待値をプラスにするために勝率50%を超えることを求められるゲーム・・・それがバイナリーオプションです。

はっきり言って、FXよりもはるかに難しいです。

FXであれば、勝率が50%を割っていても勝つ戦略を取ることもできますし、時間的な制約(締切がない)もないため一時的に含み損を抱えても、その後レートの戻しを待ってプラスに転じさせる戦略を取ることもできます。

FXトレードには多くの要素が存在するため、柔軟性も高く戦術や戦略も多岐にわたります。ノイズを予測するような難しいことは求められていません。

「バイナリーオプションはFXよりも簡単です」
「バイナリーオプションは初心者でも勝てます」

などと説明している証券会社や商材屋が多いですが、実態は全く逆です。バイナリーオプションは、柔軟性が無く時間的な制約もあり、さらに50%を超える勝率を長期的に維持することが求められる、非常に難しいトレードなのです。

まさにノイズを予測するゲーム(ギャンブル)です。

BO商材によっては、勝率をカバーするために倍掛けマーチンなどの戦略を取り入れているものもありますが、掛け金の上限が決まっているため非現実的な戦略であり長期的には機能しません。

バイナリーオプションを投資として考えるならば、初心者向きではなくむしろ投資上級者向きと言えるでしょう。しかしながら、投資上級者でバイナリーオプションに手を出す人はまずいません。なぜなら、上級者であれば通常のFXの方がはるかに簡単で勝ちやすいからです。

FXならば、優位性のある投資ロジック(手法)という戦略だけでなく、相場の背景を読み取るという大局的な戦術も使えます。わざわざ難しいバイナリーオプションに取り組む必要はありません。

バイナリーオプションは、勝負が早く50%を超える勝率を求められるため、長期的に勝つためには極めて高度な戦略を求められます。そしてそんな戦略は存在しません。

バイナリーオプションはギャンブルである、と考える理由はここにあります。

期待値がマイナスかつ常に50%を超える勝率が求められるゲームにおいて、長期的に勝ち続けることは不可能なのです。

単純なゲームほど難しい

もっとわかりやすく説明してみます。少し無理があるかもしれませんが「例え」として読んで下さい。

たとえばコイントスというゲームがあったとします。コイントスゲームは、表と裏を当てるゲームですね。とても単純なゲームですが、このゲームで長期的に勝ち続けることは可能でしょうか。50%を超える勝率を維持し続けることは難しいですよね。

勝負が早く決まり、なおかつ事前に得られる情報(要素)も限られているため、戦略を立てることが極めて困難です(というよりも不可能)。勝敗は、戦略よりも「運」に左右されます。

一方、ポーカーやブラックジャック、麻雀のようなゲームはどうでしょうか?勝敗を左右する要素が、じゃんけんゲームやコイントスゲームよりも、はるかに多いですね。

もちろん運もありますが、配られる手札(牌)を元に、カード交換やカードカウンティング、相手(ディーラー、他のプレーヤー)との心理的な駆け引きなど、単純なゲームに比べて様々な要素が複雑に絡み合います。

そこに、各プレーヤーの「戦略」「戦術」が生きてくるわけです。カイジの「限定じゃんけん」も同様ですね。

極論ですが、勝敗を決める要素の多さや勝敗のスピードを比較すると、バイナリーオプションはじゃんけんゲームやコイントスゲームに近く、FXは、麻雀・ポーカーやブラックジャックに近いと言えます。

どちらもゲームですが、スキルを磨くことで勝ちやすくなるゲームはどちらでしょうか?運よりも、経験値やスキルによって勝敗が左右されやすいゲームはどちらでしょうか?

勝負が早く決まり常に50%を超える勝率を求められるバイナリーオプションは、戦略や戦術が立てにくく、結果的に「運」に左右される部分が増えてしまいます。自分のスキル(戦略や戦術)を勝負に反映させにくいゲームです。

バイナリーオプションがギャンブルに近い理由が、ご理解いただけたでしょうか。

バイナリーオプションは、ギャンブル(ゲーム)として楽しんだ方が良い、というのが一貫した主張です。もちろん、私の考えに異論・反論がある人もいるとは思いますが、こうした考えもあるということで、バイナリーオプションに接して欲しいのです。

バイナリーオプションは ”ノイズを当てるゲーム”

バイナリーオプションは投資ではなく、相場のノイズを当てる(予測する)ゲームです。これこそが、バイナリーオプションの「本質」であると考えています。

10分後のノイズ(レートの振れ)が、現在の値よりもHIGHなのか、LOWなのか?それを当てるゲームとして楽しみましょう。

決して「投資」などと思わないことが、身のためです。



※2017年最新版のFX商材6段階総合評価



※評価基準…AAA評価「非常に高く評価できる]、AA評価[高く評価できる]、A評価[評価できる]、B・C・D評価[各々ご想像におまかせします]
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