暴れん坊のトルコリラがまたもや傍若無人ぶりを発揮

暴れん坊のトルコリラがまたもや傍若無人ぶりを発揮

暴れん坊のトルコリラがまたもや傍若無人ぶりを発揮

荒ぶるトルコリラ(TRY/JPY)…

トルコリラ円(TRY/JPY)が史上最安値更新後に急反発

ニュースにも取り上げられているのでご存知だと思いますが、トルコリラ通貨が久々に大暴れしています。

トルコリラ急落 ミセスワタナベの売り、逆張りとの攻防激化

2018/5/23 10:05日本経済新聞 電子版

 23日早朝の東京外国為替市場でトルコリラが対円で急落した。政治情勢が不安定ななかで中央銀行の独立性への懸念も強まっており、リラ売りが止まらない。今朝の急落は日本国内で外為証拠金(FX)取引を手掛ける個人投資家「ミセスワタナベ」のロスカット(損失覚悟)のリラ売りが膨らんだのがきっかけのようだ。安値はFX会社によって異なるが、1リラ=22円台半ば~23円台前半。いずれにしろ過去最安値の水準だ。

ミセスワタナベの取引は相場の流れにあえて逆らう「逆張り」の比率が高い。このためトルコの政治情勢の不透明感が強まっても、リラ買いは途切れない。足元でもリラ買いが消えたわけではなく、ある大手FX会社では9時時点で1リラ=23円台前半からリラ買い注文が一気に厚みを増している。とはいえ数週間前に比べると売りが目立つようになってきた。

引用:2018/5/23 10:05日本経済新聞 電子版

まずは昨日(2018年5月23日)早朝に発生したトルコリラ円(TRY/JPY)大暴落。

その翌日(2018年5月24日)、一気に元値まで急騰しました。TRY/JPYチャートでみるとこんな具合です。

トルコリラの急落を嫌ったトルコ中央銀行が緊急利上げを行った結果、市場が急激に反応。瞬時にして前日と同水準まで戻しました。

今回のトルコリラ大暴落で無慈悲に散った人々…

トルコリラ大暴落によって資産を吹き飛ばした人も多数いるようです。

トルコリラが過去最安値を更新した原因は”ミセスワタナベ”だ

そもそものトルコリラ急落原因は、ミセスワタナベ(別称:キモノ・トレーダー)の存在だとされています。

ミセスワタナベとは、日本の個人投資家のことを総称して海外(特に欧州)で侮蔑的な意味を込めて名付けられています。まあ、ジャパニーズ素人投資家=カモ、という軽蔑した隠語だったわけですが、それが今や「日本の個人投資家」という意味で広く使われるようになりました。

そんなミセスワタナベ(日本の個人投資家)がトルコリラを大好きな理由は、高金利通貨であるからです。

トルコリラの政策金利はここ数年7〜8%を推移しています。少しさかのぼれば2008年には15%という超高金利を実現していました。

当然、トルコリラを保有していればスワップポイントが得られます。トルコリラの政策金利が高いため、スワップポイントにレバレッジをかけることで、保有しているだけで高額のスワップ金利が手に入ったのです。

TRY/JPY(トルコリラ円)という「鬼門」を開けたFXプライム

2016年10月にFXプライムbyGMOがトルコリラ通貨の取扱を開始したときは、1万通貨あたり80円/日のスワップポイントが得られると謳っていました。

1日に80円(1万通貨)もらえるということは、100万通貨を保有すれば、毎日8000円が自動的に何もせずに手に入るということを意味します。

スワップ狙いが裏目に出た

多くの個人投資家が、トルコリラのスワップ金利狙いで、トルコリラを保有していました。ある程度為替変動があっても持ちこたえられるよう、証拠金やレバレッジを調整していたのでしょう。

とはいえ、トルコリラは他の高金利通貨と同様、為替変動率が極めて高い通貨です。思惑を超える変動が起きれば、ミセスワタナベのポジションは一気にロスカットされてしまいます。

今回のトルコリラ大暴落は、ミセスワタナベ(スワップ狙いの個人投資家)のリラ売りが原因とされています。

下落に耐えられなくなった個人投資家がリラ売に転じ、それが連鎖して下落に拍車がかかり、さらなるリラ売りやロスカットを引き起こしたのです。

その結果が、今回の大暴落です。

高金利通貨で”口座破綻”した私の知人

このブログで何度か取り上げていますが、私の知人はトルコリラと同様の高金利通貨である「南アフリカランド」の取引で口座破綻しました。

私の知人はこの方法で破綻した

2008年頃、私の知人が南アフリカランド円(ZARJPY)で、このトラリピ手法(厳密にはちょっと違いますが、考え方は同じです)を使ってトレードを行っていました。彼は、その当時、15~16円で推移していたランド円を、最悪12円まで持ちこたえられる計算で(かなりハイリスクですね)トレードを行っていました。

実際のところ、彼の手法は全戦全勝でした。一時的に含み損を抱えても、レートが戻してすべてプラス決済になりました。しかも当時のランド円は、スワップポイントも高く、キャピタルゲインとインカムゲインの両方で稼いでいました。

しかし、皆さんもご存じのとおり、その後のランド円の暴落が発生し、彼は市場から撤退せざるを得なくなりました。莫大な含み損に耐えられず、口座の資金を溶かしてしまったんですね。これが投資の怖さです。

引用:トラップリピートイフダンは本当に稼げるか?

暴れん坊の「トルコリラ」と付き合う場合は慎重に…

スワップ生活を夢見てトルコリラを買っていた投資家は、今回の大暴落で大打撃を受けたでしょうね。

さすがに22円まで持ちこたえられた人はいないでしょう。もしいたら、それは暴落を知らなかった人だけでしょう(なおかつレバ1倍の人だけ)。

大半の投資家は、さすがに22円台まで暴落するとは予想していなかったはずです。アナリストですら年初(2018年)の予想は26円前後です。

スワップ生活にも大きなリスクが存在していることを忘れずに…

 

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